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レディ・デイの歌、イソヒヨドリの歌
レディ・デイの歌、イソヒヨドリの歌_c0028055_22152162.jpg

7日に生誕99年のバースディ放送があったビリー・ホリデイ。
その頃から咲き始めた白菫。
ふっと思い立って相棒の陶像を置いてみた。
おやまあ、見事にクチナシの代わりになったではないか。
これは喜ぶだろうと写真を撮る。
ビリー・ホリディも、
彼女を魂の母とする陶像作者も、
スノープリンセスと呼ばれる白スミレも。

三年前には拾得で記念撮影。
その時は紫の斑点のあるソバカススミレが盛りだった。
何にもなしに勝手に咲いてくる花はありがたく、うれしいもの。
いつぞやの春に七輪咲いた口紅水仙は、
プレアデスの七人姉妹のように清楚で美しかった。

夕刻に散歩がてらの水汲み。
風邪で寝込んで以来自転車には乗っていない。
歩く方がいいだろうとの考えだけれど、町はゆるい坂だから。
駅前に来るといい声がした。
車の音がするのに物ともせず、瑠璃色の声で鳴く。
姿は見えないけれど、イソヒヨドリの歌。
しばらく耳を傾けていた。
# by r_bunko | 2014-04-11 22:17 | 音楽
ミサゴと日の暈
ミサゴと日の暈_c0028055_2223352.jpg

朝、バス停へ向かう途中に見かけた光景。地下足袋干し。
なにやら鵜の日光浴に似て、思わずシャッターを切った。
ミサゴと日の暈_c0028055_22241165.jpg

桜の頃に病院へ来るのは二年前以来。
この花の華やぎ、淋しさ、儚さ。
生死に関わる場所だけに、ここで眺めると感慨も深い。

今回再検査したスパイロメーターの数値は良好。
祭で歩き回った疲れは残っているが、徒歩で帰ることにした。
ゆっくり道路際の草木を調べながら坂を下る。

谷田池まで来ると、空に猛禽が一羽。
双眼鏡で追っていると、目の前でホバリングして急降下。
ダイビングした途端にカラスが二羽水面を襲った。
前には病院の上空でハヤブサとカラスのバトルを見たが、
この日はミサゴとカラス。
他にチョウゲンボウらしきも何度か飛んで、
狙われるのはヒヨドリが多いようだ。

公園の裏手まで来て、ちょっと思案したものの、山径へ。
こんな時は誘ってくる誰かがいつもいる。今日はアオジ。
さっと藪に飛び込まれたが、粘って、
茂みでくつろぐ姿をたっぷり見せて貰った。
ホオジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、コゲラなどは声だけ。
カケスの飛ぶ姿は久し振り。

ミサゴと日の暈_c0028055_22243593.jpg

山から下りて空の広いところでタカの行方を追っていて、
天頂の日暈に気が付いた。
そう言えば、月の暈は何度も天頂で見たが、太陽は無い。
鳥にでも教えられなければ気が付かないだろう。
およその見当でiPhoneで撮ってみた。
# by r_bunko | 2014-04-07 22:30 | 野鳥
北条節句祭2014本宮
北条節句祭2014本宮_c0028055_22574982.jpg

Teitterから:
播州北条節句祭本宮。雨が降ったり、晴れたり、風が吹いたり、かぽーんと青空のところと、雲がむくむくのところと。揺れる化粧屋台に、時折の花吹雪。担ぎ手の男衆は地味な着物に長襦袢。裾を端折って、足は地下足袋。老いも若きも似合う粋な出で立ち。

祭の空には鳥もよく目につく。燕や鵯に鶺鴒。宮入上空を連雀が渡って行った年もあった。今年は祭好きの磯鵯は見かけなかったけど、住吉神社の松に営巣しているらしい鴉が、人混みの上を行ったり来たり。宮入途中に寒くて引き上げた。
北条節句祭2014本宮_c0028055_22581680.jpg

せっかくTwitterをしているのだから、
随時祭状況を発信しても面白いと考えていたが、体がついてこなかった。orz
まあ、天候にも恵まれなかった。
午前の撮影ではレンズに雨粒が付いていて失敗。
今年はiPhoneでのビデオにもトライしたから気も散ったか、一兎も得ず。
一旦寒さで引き上げてストーブと珈琲で暖まると、もう出る気は失せた。
ちょうど千秋楽の音が聞こえて来たので最後のツイート。
屋台が引き上げて、名残の町内練りをしている音が聞こえる。電飾をきらめかせて、最後の昂揚。ロッキャロッキャロッキャ、センシュウロッキャとこの時の囃子は聞こえるが、楽、楽、楽、千秋楽と言っているのに気付いたのは後になって。それにしても祭の囃子や掛け声の好きな子だった。あー、よいよい。

この祭を遠く離れて偲んでいた頃の詩「蕩児の祭」
# by r_bunko | 2014-04-06 23:09 | 播磨
北条節句祭2014宵宮
午前中、屋台を探してうろうろし過ぎ、
いつもの散歩ペースとも違うので、ちょっと息切れ。
自重せねばと思いつつ、宮入ではついつい写真を撮ってしまう。
もう小回りはきかないんだから、と
あたりを見回せば、カメラを抱えた老人男女が目立つ。
危ないなあ、と自分のことは棚に上げて。
中でカメラ少年が一人走り回って、なかなかの健闘ぶり。
でも昔は境内練り場に観客は入れなかったんだよなあ。
場内アナウンスも無かったから、
もっと乗り子のこどもたちの声が届いてたし、
それに応える担ぎ手のおとなたちも元気にがくっていたものだ。
北条節句祭2014宵宮_c0028055_2322925.jpg

住吉神社の宮入では、相棒が東高室の練りに感心していた。
差し上げの美しさでは定評があるが、境内を回る場合にも、
乗り子の囃子に合わせて、丹念に揺すって返している。
この地区には、なにか全体に統一された美意識があり、
全員の雰囲気も良く、しずかに落ち着いて頼もしい。

ことしは六年ぶりに14基の化粧屋台が揃うとか。
二年続きで春嵐が襲って来そうだが、なんとか保っている。
桜は満開。
露店の裏ではたんぽぽも花盛り。
ここの花たちは無事だろうけど、
勅使塚に咲いていたたんぽぽやすみれは踏み潰されるだろうな。

北条節句祭2014宵宮_c0028055_23164176.jpg

夕方からは雨。
さすがに疲れて春炬燵でごろ寝、御旅所の宮入はパスした。
# by r_bunko | 2014-04-05 23:23 | 播磨
ウソとハートとキツツキ
西か東か、三鬼の忌。
でも北に行った。
山裾の桜林。
鷽(ウソ)に会いたかったのだ。

  鷽鳥に会いに四月の第一歩

寒かった今年は花が一斉に咲いている。
梅こそ終わったが、連翹、雪柳、木瓜、梨、木蓮、そして桜。
足下には蒲公英、仏の座、姫踊子草、薺、種付花、胡瓜草。
菜の花や蓮華も畑を彩って、土筆もつくつくと出ている。
菫や水仙はいろいろな種類が楽しめる。

ウソとハートとキツツキ_c0028055_23224458.jpg

畑にはハートも咲いていた。
四つ葉の羽がくるくる回る風向計。
春風には相応しい風景だね。
この畑の持ち主は、古い荷車を小川の橋に使ったり、
遊びのセンスがいい。どんな人だか知らないけれど。

さて、背高桜林。
猪対策の柵だらけで、径は一本。畦を伝って池から登る。
暢気に鷽と蕾を愛でるつもりが、七分か八分の咲きよう。
この東屋を桜の書斎にしたいと夢見たこともあった。
誰も訪れないのか、二面ある大机はうっすら緑の苔か黴。
ウソ吹きはいなかったけれど、キツツキが来た。

ウソとハートとキツツキ_c0028055_23233075.jpg

# by r_bunko | 2014-04-01 23:32 | 自然



詩と、絵と、ジャズと……星と鳥と……漂泊文庫便り
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