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月光のひと
このところ電子本の整理に精を出している。
もっと言えば自分の作品整理、
あっけらかん、すっからかんと成りたいがため。
なかなかそれが進まず、ぐずぐず生きてきた。

以前のように自転車で遠出も出来ず、
近隣の鳥やら草木にもご無沙汰で、籠もってばかり。
それでも今冬は炬燵の世話にはならず、
このまま風邪を引かずに乗り切りたい。

寒い、と感じたらケニー・ドーハムの「ブルー・スプリング」。
なによりの温石だね。

で、今日は中原中也の「月の光」(ttz)を再掲載。
シュバちゃんやベトちゃんの面影、
チルシスとアマントの遊ぶ茗荷色の舞台。
ちらちらと月光が揺れれば、
六角文庫ではこの人が歌い出す、「ウーウーウー…」。
改めて聴いてみれば「Lady Day」には、
「月に願いを」「月光のいたずら」「月夜の小舟」と
月光の名曲が三つもある。
そうかビリー・ホリデイも月光の人か。

今夜は二十日月、冬の星々を追って、
煌々として中天に差しかかろうとしていた。
by r_bunko | 2013-01-31 23:38 | 音楽
月天子は何処
宮沢賢治の「月天子」(TTZ)をリニューアル、詩画倶楽部に再掲。
  月天子ほのかにのぞみたまへども
  野の雪いまだ暮れやらず
  しばし山はにたゆたひおはす
             —「月天讃歌」
とあるので今頃の寒月か。
そう言えば今夜は満月と表に出たが、全天の雲。
by r_bunko | 2013-01-27 23:59 | 本・電子本
ふうら、ジャズ、月光環
相棒が見つけてきた、ふうら顔。

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January 22は、Jazzの日であるらしい。
ふうら元素を引いてみると、「飄雲 フラリウム」。
では一曲、
チャーリー・パーカーの「Meandering」。

夜、月の光環。
星は木星だけ。
雲が多く、雨もぱらついていた。
部屋に戻って、
アート・ペッパー「ウインター・ムーン」を聴く。
コロナの七色とストリングスの音色が響き合う。
by r_bunko | 2013-01-22 23:41 | 音楽
青い鳥と白い芽
大寒だけれど、比較的温暖な午後。
季語で言うなら、冬うらら。
それで青い鳥に会いに行った。

青い鳥は待っていてくれたかのように、
山裾の小さな木の枝に止まっていた。

  瑠 璃 色 の 鳥 生 か し め て 冬 の 森

HP「貘祭書屋」には、
  瑠 璃 色 の 鳥 生 か し め よ 冬 の 森
の一句が置いてある。
テニヲハ一字の違いがうれしいものだね。

ルリビタキはそこらの藪をあちこち移動、
こちらもそこらの森や林をうろうろ散歩。
ウグイスの笹鳴き、
シロハラの威嚇の声、
アオジとは隠れんぼをしているような気分。
カラスウリは凋落の色だけれど、
コブシの芽はもうビロードの輝きも。

青い鳥はやっぱりいいなあ、と反芻しながら、
白い芽の写真を加工して遊んでいる。

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by r_bunko | 2013-01-20 21:01 | 野鳥
石ころや葉っぱたち
夜昼がひっくり返り気味なので、直そうと早起きした。
いつもより3〜4時間早く、気温は6〜8度低い。
それで鼻がむずむずして、この三日間、風邪と綱引き。
負けたら大変なので、油断無く慎重に過ごしている。

身辺の大整理が今年のテーマ。
机の足元にいつでも使えるような状態で掃除機がある。
慎重と言いながら押入を掃除して粉塵をだいぶ吸った。
紙箱に入った石のコレクションが出て来た。
十年未開の資料、断片、書籍のダンボール箱がある。

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疲れて、その辺にあった枯葉と遊ぶ。
昨秋、あまりに微妙端麗な色彩で摘んできた柿の葉。
すっかり鮮度も落ちて、乾ききってパリパリ、
それでも寂びた色合がいい、虫食穴がいい、と愛玩する。
クールにならないとな、ハードボイルドでいかないとな、
とかぶつぶつ思いながら写真を撮る。

ついでにアルバム・リスト用のジョージ・ルイスも二枚。
一枚はプロモーション盤でウェブでは見つかりっこない。
久し振りにターンテーブルに乗せてみれば、
一曲目は「Golden Leaf Strut」。
ひっくり返せば「Ciribiribin」。
そう言えば葉っぱのシリビリビンはどうしてるだろう。
by r_bunko | 2013-01-12 23:48 | 自然
Kenny Dorham「Blue Spring」
一昨年の冬も寒かった。
気候だけではなく、体調や暮らし回り、その他もろもろ厳しくて、根を上げそうになった。
せめて音楽で春を呼び寄せようと、
「ブルー・スプリング」というアルバムをオークションで競って敗れた。
その苦境を救ってくれたのがディック・ツワージクというピアニスト。
かれのピアノに魅了されて、少ない音源や情報を探しているうちに春になっていた。

昨年は新しいMac Miniやレーザー・プリンターの導入に、iBook Authorの発表、
その上、野外石彫講座などにも顔を出していたから何かと忙しい間に冬は過ぎた。

そしてこの異様に寒い冬。
念のためにと手に入れておいたケニー・ドーハムの「ブルー・スプリング」。
大寒の頃の切り札にとっておくつもりが、実は昨年の内から大活躍。
これを聴くとふわっとあたりが和んで柔らかく温かくなるから不思議。

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 1. Blue Spring
 2. It Might As Well Be Spring
 3. Poetic Spring
 4. Spring Is Here
 5. Spring Cannon
 6. Passion Spring

春に因んだ曲ばかり六つ。tp,as,bs,fhの四管のセプテットで、
春を意識して変にアレンジすることもなく、59年というジャズ黄金期らしい演奏。
録音は1月20日と2月18日、極寒のニューヨークだから、
春待ちの気分はメンバーたちにもあったろう。
それがジャケットにも出ていて、野菜やハーブや楽器の種袋が並べてある。
春はもう植えてあるのだ。

このアルバムの良さは、早春を感じさせるからで、爛漫の春ではないところ。
楽器編成もよく考えられていると思う。
キャノンボール・アダレイはこうして聴くと本当に麗らかで、
ピアノのシダー・ウォルトンの寂びた味といい対を成している。
これがウイントン・ケリーだったら、一気に春は進んでしまうだろう。
そうなればまた遠すぎる春になるので、春待ちにはこれくらいがいい。

寒に入ったばかり、これから何度このアルバムを聴くだろうか?
越冬中のクローバーのプランターに置いて写真を撮ってみた。
by r_bunko | 2013-01-06 19:05 | 音楽
雪腹
雪腹、という言葉がある。
もう長い間忘れていた言葉だが、
この冬の寒い日に腹を痛めてふっと思い出した。

 ゆき-ばら [雪腹]
 雪が降る前や雪が降っているときに、腹が冷えて痛むこと。                                 —デジタル大辞泉

金沢の犀川べりの古い家でよくそうなった。
  大正家屋は雪腹に苦しみ
  大正家屋はふるえている
当時の詩の一節、さらに
  街が私が大正家屋が雪腹に苦しんでいる
輪島上空5000mで氷点下39度ともあるから、
よほど寒い日だったとみえる。

そんな言葉を思い出させた今冬の寒さも相当なものか。
by r_bunko | 2013-01-05 21:00 | さまざま
しぶんぎ座流星群 星と霜
電化製品が低温に弱いのは分かるが、
エアコンが本当に寒い時に動いてくれない。
ぐーん、と冷えて、外は氷点下。
換気のしにくい部屋はファン・ヒーターを使えず、
小型の遠赤外線ヒーターで凌いでいる。
頼むよ、点いてよ、と言っても知らん顔され、
では寝るかと立って、ふと思い出した。
しぶんぎ座流星群の極大日ではないか。

主だった流星群は一度は観ているが、
年頭を飾るこのしぶんぎ座のものには縁がない。
さて、どうするか、
しばらく逡巡して、ほんの少しだけと表に出た。

極大予想時刻をだいぶ過ぎ、半月も空高い。
西の黄色い星は何だ、ああカペラか、
東の赤い星は、もうアルクトゥールスか、
すると北斗からカーブをなぞって、スピカがあれか。
などと星の配置を確かめている間、一個も飛ばない。

風邪を引くのは嫌だから長居はしない。
路地の狭い空だから、ちょっと空き地に踏み込んだ。
バリバリと大きな音がする。足応え十分。
バリバリバリと歩き回ってみた。
霜だ。
しゃがんで目を凝らすと何やら白いものが一面。
そのうち、きらきらと地面で輝き出した。

空き地を挟んだ一軒に灯りがつく。
カーテンを引く音がする。
自宅脇で不審者になってもつまらない。
バリバリと霜を踏んで引き揚げた。

規模はまったく異なるが、
窯焚きの夜に、奥能登よろみ村で見た大霜以来だな。
by r_bunko | 2013-01-04 05:06 | 天文
書き初め —月下美人筆
ビリー・ホリディの「ホワッツ・ニュー」で始まった2013年。
目覚めはヒヨドリの「イイトシー、イイトシィー」の叫び声。
初夢は大きな鳥やら人のレリーフ、彫刻のある城壁遺跡。

二日は書き初め。
ずっと使ってみたかった月下美人の花筆を試すことに。
二茎ある内の一つにお願いして墨にひたす。
パリパリに枯れているので、腰も弾力も何もない、
まずは「月下美人星」と書いて、次に「南極老人星」と書く。
南極老人星は竜骨座のカノープスのことだが、
月下美人星は本日対になった造語で、
イメージとしてはやはり南のスピカかフォーマルハウト。

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さて、月下美人は書き手につれなく、
力を入れれば折れそうで、筆としては難儀な相手。
文字は結局タイサンボクの筆に頼った。
それでも一枚なんとか開花時の詩句を書き付けて、

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次は美人画にトライ。
全く言うことを聞かない筆で描かれる明治の美人も気の毒
とは思いつつ、ここは
美人筆で描く美人画というのが肝心で、出来映えは二の次。
許されよ、月下美人殿、明治美人殿、と念じつつ一枚。
(はずかしいから、誰を描いたかは言わぬ)

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最後はこれも初めてのトライ、「南極老人」。
粘土の頃から作ってみたいと思っていた人物。
自分の寿命が気になってくると妙に親しみが湧くのか。
大雅翁の絵を参考にしょうと思ったが見あたらないので、
これは竹筆でふうら顔で登場ねがった。

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by r_bunko | 2013-01-02 23:13 | アート



詩と、絵と、ジャズと……星と鳥と……漂泊文庫便り
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