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HTML ジャズ・アルバム
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HTMLで所蔵アルバム・リストをぼちぼち作っている。
熱心にレコードを購入していた若い頃には、
何度も何度もリスト表を書き直していたものだ。
ビリー・ホリデイやジャンゴ・ラインハルトら、
愛好のミュージシャンは独立の小冊子にして、
ジャズ誌から切り抜いたジャケットを貼り付けていた。

レコード、テープ、CD。
いまはテープを聴くことはなくなったけれど、
レコードはまだまだ主流。
iTunesでデジタル音源を流すことが多いとは言え、
やっぱり腰を落ち着けて、耳と胸を開いて、さて
という時には、面倒でもアナログがいい。

昔から、どこにどのアルバムがあるかは全部頭に入っている。
金沢の最後の家では一階二階の四カ所に分散していた。
それでも聴きたいものはさっと出せた。
ただし、それは自分流儀の分類整理だからで、
相棒はそうは把握出来なかったと思う。

それで二年ほど前から相棒のためのカタログ作りを始めた。
楽器ごとにミュージシャンを年代順に並べ、
クリックするとディスコグラフィー・ページに飛ぶ。
ジャケット画像と、録音月日、メンバー、曲名などのデータ、
それに簡単なノートが付いている。
ひまひまに楽しんで作っているので、まだまだ中途。
古いレコードのジャケットでも探せばウェブにあるのに驚く。

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チャーリー・パーカーはマイナー・レーベルの、
海賊盤まがいのものも多いのに、ほとんど揃った。
たった一枚見つからなかった画像が、(上掲の)
ZU-ZAZZレーベルの「BALLADS AND BIRDLAND」。
以前はKlactoから出ていて、日本盤三枚組もあったはずで、
そちらの方はヒットする。
「Bewitched」〜「Summertime」で始まり、
ケニー・ドーハム、アル・ヘイグらのクインテットで、
バラードを連続演奏していくB面にいつもうっとりする。
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by r_bunko | 2012-11-30 23:52 | 音楽
半影月食
半影食だというので飛び出したが、最大を30分過ぎていた。
こころなしか暗い、といった感じで、
言われなければいつもの満月と見ただろう。

  。       



    ・

木星とアルデバランとで、二等辺三角形を成していた。
ずっとビリー・ホリデイを聴いていた相棒が、
ちょうどいま「ブルー・ムーン」を歌っている、と。
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by r_bunko | 2012-11-29 00:39 | 天文
時雨忌や…
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今日は旧暦の10月12日、時雨忌。
書架の最上段に鎮座まします翁、
台座は「漢画獨稽古」、
明治期の全八冊の内二冊欠の帙入和本。

名称に反してこの日は雲一つない快晴。
あまりの晴様に散歩に誘われ、
体調万全でないようなるも賛意する。
座像の翁はともかく、立像の翁をお連れして。

アベマキ、コナラ、ミズナラの黄葉。
エナガ、シジュウカラ、コゲラらの混群。
ニュウナイスズメが好んでいた木は造成で姿を消した。

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帰りはサザンカ・ロードへ回る。
蕾はまだ固く、ここも年々寂れが増していく。
ウグイスの笹鳴き。シロハラの声も聴いた。

空には旧暦通りの月齢12の月。

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by r_bunko | 2012-11-25 23:58 | 自然
星百科大事典
孤島に持っていくのに、もう一冊許されるならば、
ロバート・バーナム・Jrの「星百科大事典」を携えたい。
小望遠鏡での観察記録に役立つデータ満載の大冊。
全天88星座の恒星、二重星、変光星、星雲星団などが、
豊富な写真・星図・表・グラフとともに詳細に解説されている。
最新のハッブル望遠鏡の宇宙写真にも目を見張るが、
本書に掲載のモノクロームの写真の素晴らしいこと。
もともと自分の研究観察用のノートだったものを、
当初ルーズリーフ形式で自費出版していただけあって、
星と宇宙への愛に満ちあふれている。
高価な本だったが、とある原稿料を図書券で貰った際に、
足りぬ分を補って<えいやっ>と入手した。
空の星とこの一冊があれば生涯飽きることがないだろう。
望遠鏡はあれば申し分ないが、
無ければないでイマジネーションがあればそれで済む。

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ところでそのロバート・バーナムの生涯:

1931年シカゴ生まれのシャイな少年は、
両親と移住したアリゾナの空を自家製の望遠鏡で探索。
1957年秋に彗星を発見、これが縁でローエル天文台に就職。
1966年に「Celestial Handbook」を出版。
1978年にドーバー社から改訂版(1988年に日本版)。
1979年に一連のプロジェクトが終了、天文台を解雇される。
著書は好評で売れ行きも良かったが、出版社と揉めたり、
シャイで孤独な性格もあって困窮、1986年にドロップアウト。
晩年はサンジェゴの公園で猫の絵を売って暮らし、
無名と貧困の裡に1993年61歳で世を去った。

うーむ。知らなかった。Wikiで知ったばかり。
天文界にはもう一人同姓同名の編集者がいたらしく、
彼の読者はその人と混同して、誰も実態を知らなかったとか。

1993年と言えば、北陸在住の天文中年は、
念願の小望遠鏡(Teegul-100)を手に入れて、
雪雲を恨みながら、束の間の観望に勤しんでいた頃。
当時(彼の亡くなる二日前 3.18)のフィールド・ノートに、
  金星
  高度20度。いよいよ夕空低くなる。次第に観測困難。
  三日月から二日月、さらに一日月へと細りゆく。
  輝面比…k=0.1 視直径54秒 0.3天文単位。
  春の夕べの細身のヴィーナス。夕鶴のつうを想わせる。
  3月30日の内合まで、出来るだけ細い金星を見たい。

うーむ、こうして振り返って読んでいるうちに、
この金星はそのままロバート・バーナム・Jrにも思えてきた。
金星は内合が過ぎたら明け方の空に戻ってくるが、
その人はついに太陽に溶暗して消え去ってしまった。

1400ページ。3キログラム。
「星百科大事典」は、
つうが一枚一枚自分の羽で織った「鶴の千羽織」のような、
ロバート・バーナム・Jrの骨身を削った一書である。

たいせつにしなくては。
ぼろぼろになるまで読まなくては。

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(おおぐま座ではゴッホの「星夜」なども紹介されている)
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by r_bunko | 2012-11-24 15:38 | 天文
小春日和は、ジャンゴ日和
小春日和に聴くジャンゴ、
雨風いろいろあるけれど、
とりあえずは至福のひととき。

無人島に持っていくなら、
本は蕪村句集、アルバムはジャンゴで、
ステファン・グラッペリとの五重奏団のものなら、
たぶんどれを選んでもいいだろう。
どちらも翳りはあっても、作品は人間讃歌、宇宙讃歌。

そんな小生にジャンゴのCDプレゼント、二枚組七巻。
これを聴き、さらに所有のものを聴き、
ちょっとしたジャンゴ・コンサートの日々。

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長らく半信半疑だった写真も、
フランス盤大全集の第一巻に使われていて、
やっとこの伊達男がジャンゴ本人だと納得。
CDは1928年、バンジョー・デビューからの記録で、
LPは1947年、エレキギター時代のベスト・セッション。

この冬は寒そうだから、ジャンゴで暖まろう。
彼の弾むギターは、心身の血流をよくしてくれる。
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by r_bunko | 2012-11-22 23:27 | 音楽
アベマキ六歳
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六年前にドングリを植えたアベマキ。
永住の家でもないので植え替えもせず、
さりとて盆栽に仕立てる器量もなく、
小さな鉢にそのままで六歳になった。
高さは一メートルほど、今年もそろそろ黄葉に。
写真の葉は根元近く、その下や周りの葉はフタリシズカ。

芽吹き最初のもみじはこのブログにも掲載した。
その折りのコメント欄のやり取りに
記念の一枚を茅舎句集に挟んでいるとある。
そうだったかと開いてみると、90〜91頁、
 笹 鳴 や 呪 文 と な へ て 子 守 沙 彌
こんな句に何だか葉っぱ菓子のように寄り添っていた。
丈は均等割付の句の長さにほんの僅か足りぬほど。

ウグイスは裏庭にめったに来てくれないが、
今冬はジョウビタキやエナガも寄ってくれた。
まだ冬のスズメ・レストランは開いていない。
零した米粒と熟した柿をとりあえず出してみたものの、
柿も豊年らしいからスズメたちもまだ姿を見せない。
レストラン・オープンはもう少し先。
それまではアベマキの静かなもみじどき。
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by r_bunko | 2012-11-19 23:48 | 自然
葉っぱのシリビリビン?
雨とジャズに打たれるツワブキの
黄色い群落を近くの寺で眺めたばかり。
遅れてわが庭の一叢もぽつぽつと咲き出した。
今年は当地でも暦通りの冬。
雷さえ鳴った。
これから先の日本海側と太平洋側の天候の差は凄まじい。
今でも気になって北陸の気象状況はよくチェックする。

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写真は、バラと鉄屑への路で出会う、空中のダンサー。
電線からぶら下がってくるりくるり踊っているが、
何かに似ていると思ったら、
葉っぱのシリビンビンだったのか。

シリビリビンとは?
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by r_bunko | 2012-11-13 23:55 | 自然
観音か普賢か、はたまた
今日明日は「北条の宿はくらんかい」。
近くの寺へ、古い地図や写真を見に行く。
懐かしい駅舎や小学校のスナップ、
鳥瞰写真では山と田圃に囲まれた本当に小さな町。

こんな町にも昔は銀座があって賑わったが、
いまは人の往来があるのは節句祭とはくらんかいだけ。
祭の神事は平安時代から、蒲団屋台も百年以上の歴史をもつ。
それに対して秋のイベントはまだ五年目、
なのに今年はついに美術(アート)関係が皆無。

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侘びしいねえ、
と歩く目に飛び込んできたのが、木彫りの仏。
チャリティー骨董市というコーナーの端で、
しずかに目を瞑っていらっしゃる。
チャリティーにもならないような金額だったが支払って、
夕刻アトリエへお連れした。

さて、帰ってよくよく見ると、どうも木製ではない、
最新の技術による精巧なレプリカだろうということになった。
それならそれで、どこぞの名のある仏さまに違いない、
どうもどこかで見かけたような気もするし……と
ネットで画像検索してみたがヒットしなかった。
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by r_bunko | 2012-11-10 23:50 | 播磨
十便十宜帖
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蕪村の俳画展に行けなかったので、
iBooks Authorで「十便十宜帖」を作成して慰む。
ようやくバージョンが2.0に上がって、
縦専用のページレイアウトが出来たり、
カスタムフォント埋め込みが可能になったり、
テンプレートが幾つか追加されたりしたが、
使い心地にはあまり変わりはない。
写真集というテンプレートが縦横ともに用意されて、
これでヴィジュアル本もOKと大いに期待したが…。

で、「十便十宜帖」は
大雅と蕪村をそれぞれ章(チャプター)立てにして、
各図を十の節(セクション)に分けて一枚ずつ配置。
第二章第四節が蕪村「宜秋」とかいうことになる。
何か電子本作成ギプスでもはめられたような感じだな。
(ま、自分で楽しむだけの私家版だから)

大雅の十便図には放庵の洒脱な寸評を付けた。
愛読書の三笠書房現代叢書小杉放庵「池大雅」より。
蕪村の十宜図について誰か述べていないか、
十点ともとなるとなかなか見あたらないものだ。

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by r_bunko | 2012-11-05 23:11 | 本・電子本
石の美、石の秋
柿衛文庫の「俳画の美—蕪村と月渓」を諦めて、
(伊丹は遠く、乗り換えも大変)
歩いて市内の埋蔵文化財整理室へ。
特別展は「石棺仏と石」。
高室石、長石、竜山石のサンプルや採掘場マップ、
昔の石工たちの使った道具などが展示されている。

隣の公園に石の亀、兎、栗鼠
帰りは谷田池、石の蝸牛山へ回り道。
アケビを食べるヤマガラと遭遇。

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by r_bunko | 2012-11-04 23:52 | 播磨



詩と、絵と、ジャズと……星と鳥と……漂泊文庫便り
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