まず最初にタンポポ筆。 摘む時は見た目よりも硬く感じたけれど、時間が経つと柔らかく萎える。 力を入れようがないので、筆を引きずるようにして描く。 ま、草の筆はみんなそんな按配。 小回りな曲線が描けない。 タンポポが絵も字も苦手だと分かったので、 綿毛の飛んだあとのは、もう抽象的にアバンギャルドにまかせた。 滲みに味が出たりして、これは相棒にも面白がられた。 三番手はスズメノテッポウ。 茎が比較的硬いので線は引きやすい。文字もなんとかこなす。 でも穂が長いぶん、扱いにくい。むろん墨の含みは無い。 去年のデビューでは、月下美人や泰山木の筆に気押されて、 眩暈を起こしそうなほど緊張していたツクシも今年は余裕。 タンポポなどの苦闘ぶりに、ほら難しいだろうと微笑できるほど。 感触は分かっているから、ツクシは土筆の肖像画を描いた。 何のことはない、誰にも描きやすい画材。 でもさらさらっと描けて、出来映えも気に入った。 おまけに相棒が摘んで、筆に貰っておいたイタドリの登場。 先っぽの穂が黒く乾いてポロポロ剥がれたけれど、 全体に硬めで多少の力を入れることも出来る。 これからも使ってみようかと思うのは、イタドリくらい。 ツクシもそれほどの描き味ではないけれど、名前が土の筆だから。 文房にあって楽しいのは、やっぱり月下美人筆、泰山木筆。 姿がいいね。見惚れるね。
by r_bunko
| 2014-04-16 19:07
| アート
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