昔々。 土砂降りの雨からジャズ喫茶に逃げ込んだ。 広い店内はがらんとして客はなし。 マスターはというと、カウンターの向こうでしゃがみ込んでいた。 流れていたのはパーカーの「ラヴァーマン」。 ずぶ濡れの体に沁みて来た。 その夏、パーカーに狂った。 (ここまでTwitterに書いた短文を再録) 八月から 空に 架線が一本走って、もう 南天の 恐慌(パニック) ぎん、くら と狂う 朝な夕なに、ダイアルの 1、5 、4、6、3、2、ぎん くら、と えも言われず 当時の「Pの天然」という詩の一部。 この通り、まずはDial盤を揃えていった。 金がないから一遍に買えない。 一枚ずつ吟味しながら、じっくりディグしながら。 この頃、パーカー以外のサックスが物足りなくなって弱った。 ダイアル 15-4632 を回せば、楽園の鳥に今も繋がる。
by r_bunko
| 2013-07-29 22:42
| 音楽
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