淵上毛銭の詩と、絵本のモンク
ネット・オークションで、
締め切りを忘れて落とし損ねた本が二冊、
ともに入札が無く数日後再出品された。
やれやれと一昨日は「淵上毛銭詩集」、
今日は「Mysterius Thelonious」を落札。

毛銭との出会いは高校時代、
何かのアンソロジーに収録の「柱時計」という詩。

  ぼくが
  死んでからでも
  十二時がきたら 十三
  鳴るのかい
  苦労するなあ
  まあいいや
  しっかり鳴って
  おくれ

間違えて一つ多く打つ柱時計。
ユーモアとペーソスがぼーんぼーんと響いて来て、
なるほど詩はこう書くものだ、と感得したのだったが、
いまどの本を見ても、
「十二時がきたら 十二/鳴るのかい」としてある。
確か全集でもそうなっていたはず。
では高校の図書館のあの本は何だったのか?
誤植だったのか?
それとも一度でも十三に推敲したことがあるのか?
懶惰な時計への哀憐なのか、
律儀な時計への慰安なのか。
懶惰な田舎の文学少年はここから出発してしまった。
だから十二を十三打つような生涯になったんだな。

もう一冊は、Chris Raschkaという詩人の絵本。
子供向けのページで幾つか見たことがあって、
パーカーやコルトレーンの絵本もあったはず。
こちらは相棒が所望、ともに届くのが楽しみ。
[PR]
by r_bunko | 2012-03-08 23:32 | 本・電子本
<< 愛用の小筆 春の食卓 >>



詩と、絵と、ジャズと……星と鳥と……漂泊文庫便り
by r_bunko
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
最新の記事
三日月散歩
at 2014-07-29 23:47
四つ葉のふうら杖
at 2014-06-30 23:54
GWW —ボブ・ディラン
at 2014-05-24 23:50
田舎の細道 —ジプシー・スイング
at 2014-05-18 12:57
ときにはシュール
at 2014-05-11 22:51
金屑と薔薇でフラメンコ
at 2014-05-10 23:30
草の筆で描いた2
at 2014-04-20 23:59
草の筆で描いた
at 2014-04-16 19:07
草の筆いろいろ
at 2014-04-16 19:02
春は五感満開
at 2014-04-14 23:51
カテゴリ
全体
アート
音楽
本・電子本
獏・夢
自然
天文
野鳥
ふうら散歩
北条石仏
播磨
HP・PC・WWW
さまざま
タグ
(73)
(63)
(62)
(46)
(38)
(37)
(36)
(36)
(35)
(31)
(31)
(31)
(29)
(28)
(27)
(25)
(24)
(23)
(21)
(19)
(17)
(15)
(14)
(14)
(13)
(5)
(5)
(3)
(2)
(1)
以前の記事
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
more...
リンク
お気に入りブログ
絵的生活
他力本願!
書をつま弾く、そして歌う。
ふらんす堂編集日記 By...
マリカの野草画帖
イーハトーブ・ガーデン
詩画倶楽部
ギャラリーきのこ
絵てがみに だんだん
あぴあみのポッケ
粥彦( のほほん社 )
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧