タグ:植物(冬) ( 25 ) タグの人気記事
立冬上人
天の川のように流れるうす雲。
雲のせせらぎに浸った白い三日月。

秋明菊は先発の二輪が咲き終わり、新しい可憐な蕾。
石蕗は例年より早く黄色い輝きを見せている。
小鳥の植えたピラカンサは実を満載。食べるのはずっと先。

   ※

26年前(1987年)の立冬に、
犀川上流の河原で一個の石と出会った。
そこに籠もる一人の人物。

c0028055_22195093.jpg

立冬上人とも、小春和尚とも、犀川仙人とも。
面長で、窪んだ小さな目。
白いあごひげ、柔らかい背。

りんごのりんご上人は腐ってゆかれたが、
このひとは四半世紀後の今も石の中に籠もったまま。

   ※

その日は相棒の誕生日で、
一人の踊り子が犀川とアトリエでパフォーマンスをした。
集まったのは14人。

   山 河 や 人 体 し ろ き 秋 の 暮
   立 冬 の 河 原 の 石 に 夢 籠 る

c0028055_222028100.jpg

(写真上:立冬上人 2013.11.7 / 下:金沢舞踏館・白榊ケイ 1987.11.8)


 → 詩:石に眠るひと(貘祭書屋)
[PR]
by r_bunko | 2013-11-08 22:30 | アート
青い鳥と白い芽
大寒だけれど、比較的温暖な午後。
季語で言うなら、冬うらら。
それで青い鳥に会いに行った。

青い鳥は待っていてくれたかのように、
山裾の小さな木の枝に止まっていた。

  瑠 璃 色 の 鳥 生 か し め て 冬 の 森

HP「貘祭書屋」には、
  瑠 璃 色 の 鳥 生 か し め よ 冬 の 森
の一句が置いてある。
テニヲハ一字の違いがうれしいものだね。

ルリビタキはそこらの藪をあちこち移動、
こちらもそこらの森や林をうろうろ散歩。
ウグイスの笹鳴き、
シロハラの威嚇の声、
アオジとは隠れんぼをしているような気分。
カラスウリは凋落の色だけれど、
コブシの芽はもうビロードの輝きも。

青い鳥はやっぱりいいなあ、と反芻しながら、
白い芽の写真を加工して遊んでいる。

c0028055_2103389.jpg

[PR]
by r_bunko | 2013-01-20 21:01 | 野鳥
古木日和・古仏日和
エノキの古木の冬姿に見惚れ、
センダンのま白い実のびっしりに驚き、
アオギリの微星を空に探して、
羅漢寺に着くと、
ヒサシブリー、とヒヨドリに叫ばれる。

昨日の雨と明日の雨の間、
穏やかに晴れ上がった一日に、
羅漢たちもほっと一息ついているようで、
どのひとも佇まいが柔らかい。

時折、ドングリが降る中を、
この日印象的な羅漢を撮影していて、
最後の方でカメラが壊れた。
光と影の表情はその時きりでショックだが、
気を取り直してスケッチを一枚。
c0028055_1749750.jpg

[PR]
by r_bunko | 2012-12-29 18:02 | 北条石仏
青い鳥と赤い実
寒さで籠もっていたが、用事ついでに散歩。
ルリビタキが来ていないかな、と
ふとひらめいて馴染みのスポットへ。
年々冬鳥の姿が減って、
ルリビタキもここ二シーズンは遇っていない。

到着するなりヒッヒッヒッと地鳴き。
まさかね、まさかだね。
ジョウビタキの可能性もあるが、
なぜかルリビタキと確信し、腰を据える。

地鳴きは遠離って止んだので、
しばらく山麓のカラスウリの群落に見とれて過ごす。
森の中のコブシはもう冬芽をびっしりつけていた。

そうしているうちに地鳴きが再び。
高みに戻ってきていて、まもなくそれも止んだ。
じっくり待っていると向こうから近くへやって来る。
そうして三シーズンぶりの対面。
なんども空振りしてきたから、うれしさひとしお。

青い鳥はなんだかいいなあ、と反芻しながら、
赤い実の写真を加工して遊んでいる。

c0028055_2155439.jpg

[PR]
by r_bunko | 2012-12-16 21:49 | 野鳥
アベマキ六歳
c0028055_0264880.jpg

六年前にドングリを植えたアベマキ。
永住の家でもないので植え替えもせず、
さりとて盆栽に仕立てる器量もなく、
小さな鉢にそのままで六歳になった。
高さは一メートルほど、今年もそろそろ黄葉に。
写真の葉は根元近く、その下や周りの葉はフタリシズカ。

芽吹き最初のもみじはこのブログにも掲載した。
その折りのコメント欄のやり取りに
記念の一枚を茅舎句集に挟んでいるとある。
そうだったかと開いてみると、90〜91頁、
 笹 鳴 や 呪 文 と な へ て 子 守 沙 彌
こんな句に何だか葉っぱ菓子のように寄り添っていた。
丈は均等割付の句の長さにほんの僅か足りぬほど。

ウグイスは裏庭にめったに来てくれないが、
今冬はジョウビタキやエナガも寄ってくれた。
まだ冬のスズメ・レストランは開いていない。
零した米粒と熟した柿をとりあえず出してみたものの、
柿も豊年らしいからスズメたちもまだ姿を見せない。
レストラン・オープンはもう少し先。
それまではアベマキの静かなもみじどき。
[PR]
by r_bunko | 2012-11-19 23:48 | 自然
葉っぱのシリビリビン?
雨とジャズに打たれるツワブキの
黄色い群落を近くの寺で眺めたばかり。
遅れてわが庭の一叢もぽつぽつと咲き出した。
今年は当地でも暦通りの冬。
雷さえ鳴った。
これから先の日本海側と太平洋側の天候の差は凄まじい。
今でも気になって北陸の気象状況はよくチェックする。

c0028055_024269.jpg

写真は、バラと鉄屑への路で出会う、空中のダンサー。
電線からぶら下がってくるりくるり踊っているが、
何かに似ていると思ったら、
葉っぱのシリビンビンだったのか。

シリビリビンとは?
[PR]
by r_bunko | 2012-11-13 23:55 | 自然
高室石採掘跡
c0028055_1232174.jpg

北条石仏の素材となった高室の石切場。
普通の里山の中に何カ所かあるらしい。
もちろん今は使われていない。
山径はさすがに肺にこたえたが、
一度は立ってみたい場所だった。

石を彫ってみよう、という講座の第一回で、
来週から実習に入る。
その足で羅漢寺に向かい、並んだ石仏たちを見ると、
また新たな感慨がある。

リュウノヒゲのつやつやした青、
エナガのジュリジュリ渡る声、
コゲラの波状に飛びゆくさま。
[PR]
by r_bunko | 2012-01-21 12:06 | 北条石仏
クリスマス・スイング
風と光の寒い午後。
さすがに鳥たちの姿はない。
ワビスケは咲き終わりの頃、
マユミの果実も名残にぶら下がっている。

c0028055_21243529.jpg

上の羅漢は、
角隠しを被った花嫁とも言われ、
キリシタン石仏研究家にはゼウスとされる。

光が射し、翳り、
風が来て境内のカシの葉がざわざわと鳴り、
また光が射し。

c0028055_2125911.jpg

羅漢の耳。
iPhoneからは、
ジャンゴ・ラインハルトの「クリスマス・スイング」。
[PR]
by r_bunko | 2011-12-25 21:28 | 北条石仏
イヴ散歩
c0028055_23512939.jpg

よく晴れているものの、風は相当冷たい。
雲の流れも速く、いろいろ面白い形を成しては崩れてゆく。
その中に十秒ほど天馬(ペガサス)の姿があった。
iPhoneカメラを構えた頃には翼が縮んでいた。

昔見たスズメウリのクリスマス・ツリーは伐られて、
代わりにその先のカラスウリの電飾(?)ツリーと遭遇。

アオジもミヤマホオジロもいない。
アトリもツグミもシロハラもいない。
冬鳥はどうしたか。
中空でも一羽、そんな思いの鷹が翔け抜けていった。
ハヤブサだったか、ツミだったか?
[PR]
by r_bunko | 2011-12-24 23:52 | 自然
マキの実とレゲエと宮沢賢治
c0028055_0151837.jpg

暖かくて天気がよくて、iPhoneも散歩したがったので、
久々々し振りに北のコースを山池まで。
雲が三刷毛くらいで描いた富士山模様が面白かったのに、
撮影に邪魔な電線が無い処へ行くまでに形を崩してしまった。
途中イヌマキの実を発見、まさしく木の実ふうら
一粒口にしてみた。二十年ぶりくらいの甘味。
美大祭で詩を詠んだ時に大粒一個差し入れして貰って以来。
iPhoneからは、バーニング・スピアだとか、
ヒュー・マンデルだとかが田畑に流れ出て、なにやら懐かしい。
たった一輪でオオイヌノフグリの返り花。
山に入るとノバラやサンキライの赤い実。
コナラの枯葉が風の指揮で見事な大合唱。
こんなときにホッホーと跳び上がる賢治さんの幻を見る。
[PR]
by r_bunko | 2011-12-14 23:55 | 自然



詩と、絵と、ジャズと……星と鳥と……漂泊文庫便り
by r_bunko
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新の記事
三日月散歩
at 2014-07-29 23:47
四つ葉のふうら杖
at 2014-06-30 23:54
GWW —ボブ・ディラン
at 2014-05-24 23:50
田舎の細道 —ジプシー・スイング
at 2014-05-18 12:57
ときにはシュール
at 2014-05-11 22:51
金屑と薔薇でフラメンコ
at 2014-05-10 23:30
草の筆で描いた2
at 2014-04-20 23:59
草の筆で描いた
at 2014-04-16 19:07
草の筆いろいろ
at 2014-04-16 19:02
春は五感満開
at 2014-04-14 23:51
カテゴリ
全体
アート
音楽
本・電子本
獏・夢
自然
天文
野鳥
ふうら散歩
北条石仏
播磨
HP・PC・WWW
さまざま
タグ
(73)
(63)
(62)
(46)
(38)
(37)
(36)
(36)
(35)
(31)
(31)
(31)
(29)
(28)
(27)
(25)
(24)
(23)
(21)
(19)
(17)
(15)
(14)
(14)
(13)
(5)
(5)
(3)
(2)
(1)
以前の記事
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
more...
リンク
お気に入りブログ
絵的生活
他力本願!
書をつま弾く、そして歌う。
ふらんす堂編集日記 By...
マリカの野草画帖
イーハトーブ・ガーデン
詩画倶楽部
ギャラリーきのこ
絵てがみに だんだん
あぴあみのポッケ
粥彦
検索
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧