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3度Kの温かさ
故郷は相変わらず異郷のよう。
幼い頃から狭い土地を転々として、いつもよそ者だったからか。
他郷にいれば落ち着く妙な放浪者気質になった。
だからどこかに移りたいと思うけれど、
なかなかその方策も立たない。
十年の流寓に似た暮らしを続けてきて、
ようやく気持だけはふんぎりがついてきたかもしれない。
多くのものを棄てて諦めた上のことで、
どれだけ淡々と薄味にやっていけるか、
言ってみれば宇宙の絶対温度3度Kの温かさ。
それがこの広大宇宙の愛であり、
あまねく仏の慈悲であろうし、
哀しくとも辛くともなお
生きようとする者の本源にあるエネルギーのように思える。
微かな(幽かな)感知しがたい、
虚とも実とも計りかねる領域を信じて、
棄ててもなお残る大事なものがあるならば、
それをこつこつとやっていくしかないだろう。
天命は天しか知らぬ。
地にある者は未完の読点に向かって歩むのみ。
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by r_bunko | 2013-12-31 23:11 | さまざま
天文の呟き
天文の呟き —Twitterより

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ラブジョイ彗星昨日よりはっきり。天頂は首が疲れる。アイソン彗星は雲が去るのを待って。スピカのずっと南で、見つけるのに手間取った。(11.19)

ラブジョイ彗星はよいこ。月明かりでも鮮明。昴、ヒアデス、髪の毛座のMel.111など、美しい星団を観て回る。(11.23)

アイソン彗星が蒸発。淋しいねー。でも水星を連日観たし、思い出の彗星になる。(11.29)

双眼鏡を持って表へ。月齢27の月が地球照で美しい。ラブジョイ彗星もすぐに見つかった。ぼん、と弾むように飛び込んでくる。天頂のプレセペ、ぎょしゃ座のM37、ふたご座のM35などの星団。凍てつくような寒さで顔が痛い。部屋に戻って、かじかんだ手を温めながらのカップヌードルがおいしい。(11.30)

HP貘祭書屋に11月18日の星空の詩「天空祭 —アイソン彗星」を掲載。(12.1)
http://rokkaku.que.jp/baku/poem/astropoem/ison.html

三日月と金星。年内の宵の明星をとくと観ておこう。( 12.6)

アイソン彗星は消えたけれど、長年探していた鈴木壽壽子「星のふるさと」が他市の図書館から巡ってきた。火星を観たくなるなあ。(12.9)

嵐の間に『星のふるさと」読了。昇るからす座の十字だとか、シリウス〜ベテルギウス〜アルデバラン〜リゲルの春の平行四辺形だとか教えてもらった。

みなみのうお座のフォマルハウトは「木守りさま」というのもすてきな見立て。だからか中国名の北落師門を、つい北落柿門と書き間違えるのは。(12.10)

外は氷点下なのに表へ出てしまった。流星四つ。びゅっと短く速いのが天頂にまず一つ。次に東の遠くへはらはら落ちるのが二つ。最後は双子座流星群らしく、明るく端麗なのが長い軌跡を描いて。(12.14 未明)

双子座流星群の中継で二つ見た。結構飛んでいるようなので、つれあい共々重装備で表に出ると、一面の薄雲に淡い月だけがぼんやり。(12.14 深夜)

西はりま天文台の出前観望会が町に来ているのに全天の雲。こどもたち可哀想だね。クリスマスツリー星団も雲の彼方。(12.22)

彗星は昔コンピュータとともにやって来て、電子本の道を一緒に歩いてくれた。
ことしまた、新たな彗星が電子本の新時代に現れてわくわくさせてくれた。
(写真は11/23のスピカと水星。アイソンもいるはずだが)
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by r_bunko | 2013-12-23 23:59 | 天文
音楽の呟き
ご無沙汰してしまった。
短いものはついTwitterで済ますけれど、
あちらは時間の川を流れ下ってしまうので、
音楽と天文の呟きをこちらにまとめて空白を埋めてみる。

リチャード・ツワージクのアナログ盤が届いた。彼名義の唯一の正式録音で、死後に出て、それも片面(A面)のみ。CDで聴き込んできた演奏が、曲順の違いもあってか新鮮に聴こえる。音質はRVGスタジオらしく、やや籠もり気味だが、空気が柔らかい。繰り返し聴いている。

一曲目《A Crutch for the crab》の冒頭がCD収録演奏と比べると僅かに欠けている。そのために別テイクとされて両方収録のCDもあるらしい。タイトルが何のことやらだったが、ヤン・スメテルリンのピアノの鍵盤を這う手にインスパイアされた曲だとか。

   ※

AirMac Expressを新調してから、iBook G4のiTunesからスピーカーへ音を飛ばせなくなって困っている。AirMac ユーティリティのバージョンを手動でアップしたら、無線LANの感度が悪くなって元に戻した。

Mac MiniにはCDドライヴがないので、聴きたいCDは一旦iBookに取り込んでから転送。まとめてだと外付け経由ということでいささか面倒。

面倒と言えば、昔粘土仕事をする作業部屋では、レコードの片面終わる毎に手を洗いに行って、アルバムを取り替えていた。陶像一体作るのに長い時間がかかるので、音楽は必須だった。

ふうら陶像一人一人にどんな音楽で生まれたかメモしておいても良かったな。ジャンゴのギターや、ロマの歌で生まれた人、モンクで生まれた人、パウエルで生まれた人。ユッスー・ンドゥールやサニー・アデで生まれた人、レゲエのダブから生まれた人、ブルースから生まれた人等々……。

リチャード(ディック)・ツワージクのジャケットはすぐに天が剥がれてしまった。
ボンドでくっつけたが、今度はビニール盤が入らず、無理をやるとまたぱっくり。
ま、それはともかく、演奏内容は申し分ない。
なんたって、正式トリオ演奏はこれしかないのだから。
「ラウンド・ミッドナイト」をモンクの重力から自由に弾けるピアニストは、
バド・パウエルとこのツワージクくらいではないか。

ふうらの陶像作りも長く離れているけれど、
一番時間と手間がかかるのが楽器を演奏する御仁。
尺八と横笛がメインで、楽器は実際の竹の枝や草の茎を後で持たせる。
焼成の収縮を計算しながら手指を按配するのが実にやっかいだった。
それでも元気なときにトライするのはやっぱり音楽がすきだから。
2004年に作って乾燥したままの像が数十体、
どなたか焼いてくださらないかな。
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by r_bunko | 2013-12-23 21:54 | 音楽



詩と、絵と、ジャズと……星と鳥と……漂泊文庫便り
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