カテゴリ:野鳥( 90 )
ミサゴと日の暈
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朝、バス停へ向かう途中に見かけた光景。地下足袋干し。
なにやら鵜の日光浴に似て、思わずシャッターを切った。
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桜の頃に病院へ来るのは二年前以来。
この花の華やぎ、淋しさ、儚さ。
生死に関わる場所だけに、ここで眺めると感慨も深い。

今回再検査したスパイロメーターの数値は良好。
祭で歩き回った疲れは残っているが、徒歩で帰ることにした。
ゆっくり道路際の草木を調べながら坂を下る。

谷田池まで来ると、空に猛禽が一羽。
双眼鏡で追っていると、目の前でホバリングして急降下。
ダイビングした途端にカラスが二羽水面を襲った。
前には病院の上空でハヤブサとカラスのバトルを見たが、
この日はミサゴとカラス。
他にチョウゲンボウらしきも何度か飛んで、
狙われるのはヒヨドリが多いようだ。

公園の裏手まで来て、ちょっと思案したものの、山径へ。
こんな時は誘ってくる誰かがいつもいる。今日はアオジ。
さっと藪に飛び込まれたが、粘って、
茂みでくつろぐ姿をたっぷり見せて貰った。
ホオジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、コゲラなどは声だけ。
カケスの飛ぶ姿は久し振り。

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山から下りて空の広いところでタカの行方を追っていて、
天頂の日暈に気が付いた。
そう言えば、月の暈は何度も天頂で見たが、太陽は無い。
鳥にでも教えられなければ気が付かないだろう。
およその見当でiPhoneで撮ってみた。
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by r_bunko | 2014-04-07 22:30 | 野鳥
愛しのイソヒヨドリ
本日のTwitterから:
麗しい鳥の声に飛び出したら、雲一つ無い空。しばらくすると、2羽のイソヒヨドリが喧嘩しながら頭上を飛んで、近くの電線に止まった。

追われた1羽は、茶色で腹に赤味、雄の若鳥。追った1羽は陰で色味がよくわからず。たぶん兄弟なのだろう。カカッ、ココッという威嚇の鳴き声は初めて聴いた。

こんな内陸の盆地にイソヒヨドリ。鳥たちはぐるりの雑木山に散ってしまい、庭木の少ない町にはあまり姿を見せない。イソヒヨドリはここで毎年繁殖に成功し、寂びた流寓の日々を慰めてくれる。

イソヒヨドリを初めて見たのは、金沢の犀川べり。
哀愁館近くで、野鳥カードには1988.3.30とある。
その次が浅野川の滝の白糸碑あたりで、さえずりも聴いた。
1990.4.24 たしかK女史の個展に行く途中だった。
金沢時代はこの二度のみ。いかにも水辺の鳥という感じで、
海から溯ってきたのだろうと考えていた。
それがこの北播磨の盆地に棲み着いているのだから驚いたけれど、
この鳥が居なかったら、もっと侘びしい暮らしであったろう。
と感謝を捧げつつも、いつ出会っても場違いな印象は拭えない。
でもその違和感とか、唐突さとか、似合わなさとか、
異邦で苦労しているなといった感じは悪くない。好きである。
まあ、岩場の代わりにビルとかの利用はわかるのだけれど、
最近は農村部で青田や稲田の上を飛んでいくものだから。
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by r_bunko | 2013-09-17 23:54 | 野鳥
ハッカチョウ
「あの声は何?」と相棒。
ひー、ひー、ひよー。
「自分で言ってるよ」とぼく。

しばらくして、裏庭に一羽の鳥影。
ヒヨドリと思い込んでいたが、念のため双眼鏡で覗くと、
ハッカチョウの幼鳥。
真っ黒ではなく、濃い灰色。
白い斑点もちゃんとあって、冠毛が生え始め。

叭々鳥というと、八大山人の絵で親しい。
それが身近で見られる鳥だとは思いもしなかった。
それも今年はよく家の周りに来る。
一昨日はギャーと喚いていたが、物真似も上手な鳥らしい。
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by r_bunko | 2013-07-09 22:42 | 野鳥
鳥日和—鷽、菊戴
すばらしい陽気。
閉じ籠もっていては勿体ないと、ひとり散歩に出る。
北に行くか、東にするか迷っていると、
腰を痛めている相棒が、
「そりゃあ、ルリビタキでしょ、青軸もあるし。」

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雲一つ無い日本晴れだけれど、
目的のスポットは山陰で湿って暗い。
ルリビタキらしい声が一度したものの、後は沙汰無し。
諦めて次へ向かおうとした刹那、
赤いものをちらつかせた一羽が目前の枝に止まった。
おお、これは。ウソではないか。
マイ・フィールドでは初めて、数年前に飯盛山で♀を見て以来。
地面に下りて伐採された木の枝の何やらをつついていた。

森の中のコブシも、青軸の小梅も、まだまだ固い蕾。
山径を登っても花の気配はまだ。
その分、鳥たちが活発にこの陽気を利用している。
ミヤマホオジロが数羽。
ヤマガラ、エナガ、コゲラの混群にはキクイタダキもいた。
見晴らしのいい台地で再び混群に遭遇。
左右の木を飛び回るキクイタダキの約10羽、
愛くるしい眼や、頭に戴いた菊の文様をたっぷり見せてくれる。

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明日は、雨の予報。
その後またしばらく寒くなるそうだから、
鳥たちとともに、もうちょっとの辛抱か。
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by r_bunko | 2013-02-28 20:16 | 野鳥
水禽を巡る
寒さもほっと緩んで、鳥見に遠出した。
隣の市には黒いコウノトリやら、白いコウノトリやら、
昨年末から相継いで出現しているらしい。
ナベコウ(黒い方)はもう南の方の町にぬけて、
そこでフィーバーを起こしているという噂。
目当ての白い方は朝には近くの池に居たと聞いて、
行ってみると畦焼き中で、これではどこかに退避だろう。
アオジの小群が火から逃げて来る。
戻って女池・男池でしばらく水禽観察。
オナガガモ、ヒドリガモ、コガモ、キンクロハジロなど。
さっきまでトモエガモも一羽居たんだけどね、と常連さん。

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コウノトリには振られたので、帰りに長倉池へ。
数十羽のコハクチョウがのんびり眠っていて、
数十人のバーダーがカメラをセットして待機していた。
泥地には歩き回った鳥たちの足跡。
大きなサギ類の、小さなシギ類のなどの中に、
水かきの跡も分かるコハクチョウのものもあった。
白い羽根も一枚拾った。

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日が山影に近付き、風が出て、寒さに降参しかけた頃、
いきなり五羽が飛び立って、虚を突かれる。
なるほど地面から飛び立つのと、水中からとでは違うのだ。
直後に第二陣六羽がスタートしたが途中で中止、
呼吸(風)が合わないのか失敗することもあるんだねえ。
第三陣は二十六羽がきれいに飛び立って壮観。
さらに数分ごとに二羽、三羽、十一羽と続いて、
その度に飛翔のダイナミズムを楽しませてくれる。
泥を漁って汚れていても、汚れて惰眠を貪っていても、
一旦空へ飛び出せば、白鳥はまことに美しい。
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by r_bunko | 2013-02-10 21:14 | 野鳥
青い鳥と白い芽
大寒だけれど、比較的温暖な午後。
季語で言うなら、冬うらら。
それで青い鳥に会いに行った。

青い鳥は待っていてくれたかのように、
山裾の小さな木の枝に止まっていた。

  瑠 璃 色 の 鳥 生 か し め て 冬 の 森

HP「貘祭書屋」には、
  瑠 璃 色 の 鳥 生 か し め よ 冬 の 森
の一句が置いてある。
テニヲハ一字の違いがうれしいものだね。

ルリビタキはそこらの藪をあちこち移動、
こちらもそこらの森や林をうろうろ散歩。
ウグイスの笹鳴き、
シロハラの威嚇の声、
アオジとは隠れんぼをしているような気分。
カラスウリは凋落の色だけれど、
コブシの芽はもうビロードの輝きも。

青い鳥はやっぱりいいなあ、と反芻しながら、
白い芽の写真を加工して遊んでいる。

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by r_bunko | 2013-01-20 21:01 | 野鳥
青い鳥と赤い実
寒さで籠もっていたが、用事ついでに散歩。
ルリビタキが来ていないかな、と
ふとひらめいて馴染みのスポットへ。
年々冬鳥の姿が減って、
ルリビタキもここ二シーズンは遇っていない。

到着するなりヒッヒッヒッと地鳴き。
まさかね、まさかだね。
ジョウビタキの可能性もあるが、
なぜかルリビタキと確信し、腰を据える。

地鳴きは遠離って止んだので、
しばらく山麓のカラスウリの群落に見とれて過ごす。
森の中のコブシはもう冬芽をびっしりつけていた。

そうしているうちに地鳴きが再び。
高みに戻ってきていて、まもなくそれも止んだ。
じっくり待っていると向こうから近くへやって来る。
そうして三シーズンぶりの対面。
なんども空振りしてきたから、うれしさひとしお。

青い鳥はなんだかいいなあ、と反芻しながら、
赤い実の写真を加工して遊んでいる。

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by r_bunko | 2012-12-16 21:49 | 野鳥
小庭のスズメ
コッコッコッコッコッコッ、と啄む成鳥。
…コツ……コツ……コツ…、と啄む幼鳥。

繁殖期にアップテンポで駆けずり回る親たち、
何かにつけてとろりスローテンポのひなたち。
この妙なポリリズム風景が毎年のことながらとても新鮮。
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by r_bunko | 2012-05-23 22:58 | 野鳥
朝のスズメ、昼のセキレイ
スズメのひなが来た。
例年より少し遅い。

昼過ぎ、外で柔らかい声。
普段聴き慣れない節ではあったが、
耳と脳が相談して、セグロセキレイと推察。
念のため勝手口を出て、目が然りと確認してきた。

昔の話。
ある日、犀川の河原で麗しくさえずる小鳥がいた。
あまりにいい歌なので、立ち止まってあたりを見回していると、
散歩中の紳士が「あれは何という鳥か?」と訊いてきた。
双眼鏡を携えていたので鳥には詳しいと踏まれたのだろう。
姿が見つからぬままにセグロセキレイだと思うと答えると、
紳士は黙って憐れむような眼をくれて去っていった。
では違うのか、確信が持てなくなった頃に、
川べりの屋根にセグロセキレイが現れて再び歌い出した。

妙なる調べは三鳴鳥だけではない。
八木重吉は「すずめこそ/かりようびんが」と謳ったが、
恋する春の鳥はみんな迦陵頻伽といってもいいかも知れない。
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by r_bunko | 2012-05-18 23:30 | 野鳥
青葉木菟
夜11時。
アオバズクの鳴き声。
四月に聴くのは初めて。
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by r_bunko | 2012-04-29 23:44 | 野鳥



詩と、絵と、ジャズと……星と鳥と……漂泊文庫便り
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