春と芭蕉、春と蕪村
花時なので、翁二人のお供をして散歩。
相棒の情報に基づき、まずはシロバナタンポポへ。
「たんぽゝ花咲けり三々五々 五々は黄に三々は白」(蕪村:春風馬堤曲)
この白は白花ではなく、綿帽子の方だろうが、
初めて読んだ時シロバナタンポポを思い浮かべたので、蕪村翁と記念撮影。
ちなみに蕪村句集には冬の忘れ花として一句のみ。芭蕉にはタンポポ句無し。

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山の方からキビタキらしき一節が聴こえてわくわくしたと思ったら、
今度はカケスらしき鳴き声がすぐ近くで、
相棒共々姿を探すのだが、電柱のてっぺんにムクドリ一羽のみ。
その間にも、メジロやらセキレイやらホオジロ科などの囀り、ぐぜり。
姿を見るのは、中空を飛ぶツバメの他には、やっぱりあのムクドリ一羽。
犯人はこいつかと疑っていた相棒が、鳴き声の度に嘴が動くのを突き止めた。
完璧な歌真似、モズも真っ青の、天才ムクドリであった。
それでも信じられない思いだが、
昔六角文庫でジャズを聴いて育ったムークの子孫じゃないかと手を打った。

坂道を登ってゆくと、道端に「何やらゆかしすみれ草」(芭蕉)。
句の方は紫色だろうけど、ここでは白すみれが珍しく、芭蕉翁と撮影。
他にもスミレ、ノジスミレ、シハイスミレ、タチツボスミレなど。

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神社の桜は満開、ウグイスは上手に、シジュウカラは元気に囀り、
チョットコイ、チョットコイとコジュケイに呼ばれた。
山径ではタンポタケ・スポットが楽しみ、本拠に一本、近くに一本、
ともに囓られて白く欠けていたが、何者が食するのか。

桜林も満開。ソメイヨシノだが、斜面でみんな背高のっぽになり、
このスカスカ感がなによりここちよい。
下の池で二、三人釣り糸を垂れている他に人影はない。

  うらやましうき世の北の山桜  芭蕉
  きのふけふ高根の桜見ゆるかな 蕪村

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by r_bunko | 2011-04-10 18:48 | 自然
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