熟しすぎた柿をスズメに出したが、夕方になっても誰も嘴をつけない。 枝にあるものは好物としていても、こんなところにひょっこりあると、 別物と思って気味悪がるばかり。 その臆病さ、慎重さが彼らの命綱。見事なことよ。 朝から降り続く雨だから採餌に苦労しているだろうに。 まあ明日になれば誰かの一突きをきっかけに大騒ぎするのだろう。 同じ小禽でもメジロならさっさと啄んでくれるが、 この町内、ウグイス、シジュウカラ共々とんと姿を見かけない。 ツグミはまだ渡って来ていないし、 ヒヨドリに見つかったらあっという間だし、庭の空気も一変する。 雪国のスズメたちは時計回りに整然と食べたが、 播磨のスズメたちはどうするだろうか? ところで、餌台の左にスズメたちが植えた木がある。 以前は塀からえいっとばかりに飛び移っていたのを、 いまはこの木をベース・ステーションにして勝手が良さそうである。 春先に何の木かと不審がったのがもう2メートルにも伸びた。 自分たち(の糞)で作った待合所だから遠慮がない。大したものである。
by r_bunko
| 2009-11-17 17:29
| 野鳥
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